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課題解決事例 4

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天然成分を主体とした作業者と環境に配慮した液体還元洗浄剤「エスクード RC-0100」

ポリエステル染色後の還元洗浄(RC)工程では、還元剤としてハイドロサルファイトや二酸化チオ尿素が使用されています。しかしながら、いずれも粉体のため、投入時の粉体飛散による作業環境の悪化、粉体投入・溶解時の作業負荷、薬剤の自動投入機が使用できないことによる生産効率の悪さが指摘されています。
作業者の健康や安全、自然環境に対する配慮が重視される中、日華化学は人体にも環境にも優しい液体の還元洗浄剤「エスクード RC-0100」の開発に成功。
加工場に様々な利益をもたらすこの製品の課題解決事例をご紹介します。

課題解決までの道のり

STEP 01 背景

企業に求められるEHSへの配慮

EHS(Environment:環境・Health:健康・Safety:安全)への配慮は、企業が活動する上で避けては通れない課題となっています。特に、繊維の染色加工場では様々な化学薬品が使用されており、最終的には廃水として排出されます。そのため、生分解性良好な加工薬剤が求められているほか、作業環境を改善することで作業者の健康と安全に配慮することが重要となっています。
このように、企業の永続的な繁栄には、環境にも作業者にも優しいサステナブルな加工薬剤や加工処方が求められているのです。

STEP 02 課題発見

従来の対処法と問題点

これまでの還元洗浄(RC)工程では、各種湿潤堅牢度の要求スペックをクリアするために、中濃色以上の加工の場合、還元剤を用いたソーピングがおこなわれています。
ソーピングにはハイドロサルファイトや二酸化チオ尿素などの粉体製品を用いることが多く、投入時の粉体飛散や臭気発生による作業環境の悪化、健康被害の可能性が指摘されていました。さらに、粉体投入時には薬剤の自動投入機が使用できないことから、作業者が人力で粉体を投入し溶解する必要があり、人体への負荷や生産効率の悪さが問題視されていました。
その他、ハイドロサルファイトや二酸化チオ尿素の場合、水生環境へ悪影響を及ぼす可能性があるほか、保管時における発火の危険性も指摘されており、EHSに配慮したRC剤の開発が課題となっていました。

STEP 03 製品開発

天然原料を主体とした液体還元洗浄剤

還元洗浄剤に求められる性能を持ちながら、EHSに配慮した人体にも環境にも優しい還元洗浄剤とは何か?
製品設計段階でたどり着いた答えは、天然原料を主体とした液体還元洗浄剤でした。
堅牢度スペックをクリアできる十分な性能を持った天然原料を突き止め、生産効率向上や省力化を実現する液体にて製品を設計。
糸および生地、バッチおよび連続加工で従来の粉体製品と比べても同等以上の湿潤堅牢度と加工品位を実現。
それが、ポリエステル用液体還元洗浄剤「エスクード RC-0100」なのです。

STEP 04 課題解決

作業者と環境への負荷を低減! 生産効率向上にも大きく貢献!

従来のハイドロサルファイトや二酸化チオ尿素を「エスクード RC-0100」に置き換えて頂くだけで、加工条件を大きく変更することなく、従来同等以上の湿潤堅牢度を実現。これまで作業者に負荷がかかっていた薬剤投入・溶解における労力が軽減されるほか、安全で快適な作業環境を実現します。

加工条件

試験布:ポリエステル100%織物
機械:液流染色機
加工処方:還元洗浄剤     3g/L  ※エスクード RC-0100 または ハイドロサルファイト
     NaOH(48%)      2g/L
     80℃×20分

試験方法(洗濯堅牢度:JIS L 0844 A-2号)

複合試験片(試験片+添付白布:10×4cm)を、洗濯試験機を用い規定の方法に基づいて試験液に入れて処理し、水洗い(25±2℃の水100mlで1分間)を2回繰り返した後、60℃以下で乾燥し、試験片の変退色と添付白布の汚染の程度をそれぞれ変退色用グレースケール、または汚染用グレースケールと比較して、その堅牢度を判定する。            
 

 

試験結果(洗濯堅牢度)


マルチファイバー:(左から)アセテート、綿、ナイロン、ポリエステル、アクリル、ウール

担当者の声

お客様の作業環境改善、利便性の向上に貢献したい!
この思いから私たちは環境配慮型還元洗浄剤の開発に挑戦、
天然原料と界面活性剤の特性を追求して「エスクードRC-0100」を作り上げました。
この製品で世界中のお客様に喜んでもらえることを期待しています。

日華化学株式会社
界面科学研究所 
商品開発研究部

寺西 陽子

日華化学株式会社
界面科学研究所 
商品開発研究部

梅村 深雪

日華化学株式会社
界面科学研究所 
商品開発研究部

土岡 晴美

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