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課題解決事例 5

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ニーズが急増! 医療現場に求められる撥水・抗ウイルス加工

世界中に蔓延する新型コロナウイルス感染症(COVID-19)。患者の搬送や治療に携わる医療現場では、厳重な感染予防策がとられる中、ウイルスとの戦いが続いています。医療従事者がより安全に患者と接することができるよう、身につける繊維製品には様々な工夫がなされています。アイソレーションガウンなどのメディカルガウンも、感染症対策のための防護具の一つです。これらの防護具は、各国で増産体制を強化しており、同時に撥水・抗ウイルス加工のニーズが増加しています。
今回は、メディカルガウンと私たち日華化学の撥水・抗ウイルス加工剤についてご紹介します。

課題解決までの道のり

STEP 01 背景

感染症から身を守る防護具

医療従事者を感染症から守るための防護具をPPE(Personal Protective Equipment)と呼びます。PPEの使用は、感染症対策において感染経路を遮断するための有効な手段とされており、医療現場で着用されているガウンもPPEに含まれます。感染症はウイルスにより、飛沫感染・空気感染・接触感染など様々な感染経路が考えられ、最適な防護具の着用が医療従事者の保護に繋がります。

STEP 02 課題発見

感染爆発が引き起こした防護具(PPE)不足

PPEの一つであるメディカルガウンは、通常、救急時や病棟における飛沫対策として看護師が着用するほか、ICUやNICU患者に面会する際に訪問者が着用しています。しかしながら、世界中で新型コロナウイルスの感染爆発が起こった影響でPPEの需要が急増!既存の製造メーカーだけではフル稼働しても生産が追いつかず、アパレル衣料の製造メーカーにメディカルガウンの生産ラインの設備投資をおこない製造を依頼するなど、各国で増産体制が取られています。また、メディカルガウンには、用途によって様々なグレードの機能付与が定められていますが、飛沫感染を防ぐための「撥水加工」や繊維上のウイルスの数を減少させる「抗ウイルス加工」は、感染症患者と接する際の防護服に必要な機能です。

STEP 03 製品開発

撥水加工剤と抗ウイルス加工剤

日華化学では長年、アウトドアウエアなど高い撥水性と耐久性が要求される素材や、手術着など血液から身を守るために撥水性・耐水圧性が求められる分野に対し、撥水加工剤「NKガード」「KFガード」「ネオシード」シリーズを提供してきました。撥水加工剤は、繊維への汚れの付着を防止することができるため、防汚加工剤としても採用されています。

また、新たに抗菌加工剤「ニッカノン RB」及び「ニッカノン RB-40」にて加工された生地の抗ウイルス効果を確認しました。新型コロナウイルスと同じエンベロープタイプのインフルエンザウイルスに対し、「ニッカノン」加工布は繊維上のウイルスの数を減少させることに成功。メディカルガウンをはじめ、マスク、フィルター、モップ、カーテン、衣料など、様々な繊維製品に対し、抗菌・抗ウイルス機能の付与が期待できます。

STEP 04 課題解決

より安全な医療環境を目指して

ウイルスに対して最前線で戦う医療従事者により安全な作業環境を提供するために、日華化学は撥水剤、抗ウイルス剤で貢献したいと考えています。撥水加工、抗ウイルス加工を施したテキスタイル製品の開発・生産をお考えの方、お気軽にご連絡ください。

撥水性 試験結果

試験布: CVC ニット
加工方法: Pad → Dry-Cure(180℃×3分)
薬剤使用量: 80g/L Pick up: 80%

抗ウイルス性 試験結果

試験布:T/C ニット
加工方法:Pad → Dry(130℃×2分)
薬剤使用量:50g/L Pick-up: 80%









※素材、生地の目付、加工方法、コーティングの有無などにより性能は異なりますので、予め対象素材でのご確認をお願いいたします。

担当者の声

飛沫など水分の染み込みを防ぐ撥水性、水や油汚れの付着を防止する防汚性、繊維に付着したウイルスの数を減少させる抗ウイルス性。いずれも感染症と戦う医療現場をはじめとした様々な環境で重要な役割を果たす機能だと考えられます。
私たち日華化学の加工剤があらゆる繊維製品に加工されることで、少しでも人々の健康で安全な暮らしに役立つことを願っております。

日華化学株式会社
界面科学研究所 
商品開発研究部

柘植好揮

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