ポリエステル/綿の染色時間を短縮
ポリエステル/綿用ソーピング剤:エスクード M-200
ポリエステル/綿混素材の加工は、染色工程が非常に長く、生産効率の悪さが課題となっています。染色にかかる時間は約半日、これをいかに時間短縮できるかによって、1カ月あたりの生産バッチ数が大幅に増加します。
日華化学では、堅牢度などの加工品位を維持したまま加工工程を短縮できる新規ソーピング剤の開発に成功。その開発ストーリーをご紹介します。
長い染色時間と大量の排水
ポリエステル/綿混素材は、肌触りの良さと吸水速乾などの機能性を兼ね備えた素材として、アパレル製品を中心に幅広く使用されています。しかしながら、その染色工程は非常に長く、時間を要するほか、給排水、昇温を繰り返すため、水やエネルギーを大量に使用しています。また、染色・ソーピング・中和工程から発生する大量廃水の処理費用は、加工場の収益を圧迫しています。
求められる加工工程削減による生産性向上と環境規制への対応
染色加工場にとって、加工工程の合理化による生産性向上と環境規制への対応はコンペリングイベントになっています。しかしながら、アパレル製品に使用される生地は、複合繊維が多く、堅牢度などの品質トラブルを避けるために、加工工程を追加して加工品位を保っているのが現状です。このような対応は、加工場の生産性と収益を圧迫するため、根本的な解決策にはなりません。日華化学ではソーピングのメカニズムに着目し、加工工程を大幅にカットして排水量を削減できる加工剤の開発に取り組みました。
エスクード M-200は節水・時短・省エネを実現し収益改善と排水規制対応に貢献
エスクード M-200は、ポリエステル/綿素材のバッチ染色において、以下の価値を提供します。
- 堅牢度を維持しながら加工時間を短縮し、生産効率の向上を実現します。
- 加工工程を大幅に削減し、節水・時短・省エネに貢献します。
- 生産効率を向上させることで、収益性を改善します。
他にも、エスクード M-200の使用によるメリットをご紹介いたします。ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
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