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新型コロナウイルスへの抗ウイルス効果を確認！

当社の繊維加工用抗ウイルス・抗菌防臭剤を加工した繊維素材に、新型コロナウイルス（SARS-CoV-2*）に対して抗ウイルス効果があることを確認いたしました。公的機関における試験結果は以下の通りです。

【試験の概要】
1. 試験機関： ①一般財団法人　日本繊維製品品質技術センター　②フランスウイルス研究所「VirHealth」
2. 試験方法： ISO18184　抗ウイルス性試験（繊維製品）
3. 試験株： Severe acute respiratory syndrome coronavirus 2（SARS-CoV-2）
4. 試験素材： ①ポリエステル100％織物　②ポリエステル100％不織布
5. 結 果： ①ウイルス減少率 99.9％以上　②ウイルス減少率99.8％（いずれも2時間後）

また、抗ウイルス加工の需要拡大を受け、当社は本社研究所内にインフルエンザH3N2ウイルスの取り扱いが可能な抗ウイルス試験設備を設置し、繊維素材はもとより合成皮革やフィルム、木材など広範囲な素材に対し抗ウイルス試験を行い、お客様の加工処方作りのお手伝いをしております。
インフルエンザH3N2ウイルスは、新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）と同じエンベロープタイプウイルスであり、抗ウイルス試験方法であるISO18184（繊維製品）、ISO21702（フィルム、プラスチック等）の指定ウイルス種です。

当社の抗ウイルス試験結果では、合成皮革やフィルム、木材、樹脂成型品などの表面処理剤に抗ウイルス・抗菌防臭剤を配合することで、素材表面に対し抗ウイルス機能を付与できることを確認。当社抗ウイルス・抗菌防臭剤を加工した素材は、現在抗ウイルス成分の主流となっている銀系、銅系等の無機系抗ウイルス加工剤に比べ、短時間で抗ウイルス効果を発揮するほか、塗布した被膜の透明性が高く基材の外観を損なわない等の利点があり、不織布、合成皮革、フィルム、塗料・コーティング等、繊維素材以外の分野でも取り組みが拡大しております。

今後も当社は、繊維製品用途のみならず屋内用建材、建具、カーテン、ソファ、家具天板、壁紙、フィルター等、身近なシーンの様々な製品・部材に対して抗ウイルス機能を付与することで、より清潔で衛生的な生活環境に貢献してまいります。


注意
●抗ウイルス加工は、病気の治療や予防を目的とするものではありません。
●抗ウイルス加工は、ウイルスの働きを抑制するものではありません。

* SARS-CoV-2：新型コロナウイルスのウイルス名。Severe acute respiratory syndrome coronavirus 2　の略。COVID-19は、病名「新型コロナウイルス感染症」Coronavirus Disease 2019　の略。

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