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加工時間を50%削減!画期的な抗ウイルス処方を開発

2022.09.01

製品情報技術情報

外出制限のないウイルスと共存する社会生活へと変化する中、抗ウイルス加工の需要は広がりを見せています。
この度、高い洗濯耐久性を持つ繊維製品の抗ウイルス加工処方として、1段処理による非ホルマリン※1 処方を確立しました。当社従来処方も業界にはない洗濯耐久性に優れた技術でしたが、加工工程が長いため、お客様から改善要望をいただいておりました。今回ご紹介する新処方は、綿及び綿混素材に対し、一般的な仕上げ加工と同様のPad処理で加工できるため、生産性にも配慮した画期的な技術です。

■独自の技術で高い洗濯耐久性と安全性を実現
私たちが開発した新処方は、綿への高い洗濯耐久性を特徴としており、安全性、抗ウイルス性ともにSEKの基準をクリアできる処方となっています。安定した抗ウイルス性を発揮することは技術的に難易度が高く、洗濯耐久性に優れた加工剤と加工処方にたどり着くため、自社の抗ウイルス評価設備を活用した試験を繰り返し、ようやく技術確立しました。もちろん、業界にはないNICCA独自の技術であり、特許も申請済みです。

■綿本来の特徴を損なわない処方
綿は化学繊維などと比べて肌ざわりが良く、やわらかい風合いを持っています。また吸水性に優れていることも特徴です。今回の新処方は、これらの綿の特徴を阻害することなく抗ウイルス性を付与できるため、綿本来の利点を最大限に活かすことができます。そのため、これまで提案が困難であったタオル・寝具類への加工処方としても推奨が可能となりました。

■様々な加工処方をラインナップ
今回ご紹介している技術以外にも、ポリエステルやナイロン、ポリウレタン混などの様々な素材に合わせた加工処方をご用意しております。お客様のご要望をお伺いした上でご紹介させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

⇒ 様々な場所で活躍中、抗ウイルス剤「ニッカノン」の詳細はこちら

■安定加工に向けた日常管理方法
抗ウイルス剤の上市以降、多くのお客様より加工布の日常管理方法についてご要望をいただいておりました。
今回、当社抗ウイルス剤「ニッカノン RB-560」を使用する処方では、「パックテスト」による含有成分の呈色によって、加工後の生地に抗ウイルス成分が適切な量、付着しているかを確認できるようになりました※2
こちらに関してもご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせいただけると幸いです。


※1:ホルマリン検出限界以下
※2:付着量の目安判断であり、抗ウイルス性能を保証するものではありません。

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