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2022.10.19
製品情報技術情報
繊維業界において、撥水剤のフッ素フリー化は年々加速し続けています。 今回はクイズ形式で、近日上市予定の新規フッ素フリー撥水剤と架橋剤の特徴をご紹介したいと思います。 【問題 1】 フッ素フリーのアクリル系撥水剤は高撥水性を実現できますが、生地物性の課題があります。 次の①~③のうち、どれだと思いますか? ① 剥離強度の低下 ② チョークマークの発生 ③ 経時による黄変 正解は・・・ ②の『チョークマークの発生』です。 擦れや折り畳み皺などにより、生地に白い跡が残るチョークマークは、撥水樹脂の傷つきで起こります。 今回、開発した撥水剤は、高撥水性と傷のつきにくさのバランスが取れた樹脂設計により、チョークマークの改善を実現しました。 【問題 2】 撥水剤に併用される架橋剤は、洗濯耐久性を向上させる役割を持っています。 NICCAで新たに開発された架橋剤には、従来品よりも向上した物性があります。 次の①~③のどれだと思いますか? ① NOx、BHTによる黄変防止 ② 風合いの柔らかさ ③ 加工安定性 正解は・・・ ①、②、③の『全て』です! それぞれの課題に対して、発生のメカニズムを把握し、効果的な組成設計にすることで、3つの物性向上が可能となりました。 ⇒ 新規フッ素フリー撥水剤と架橋剤の詳細はこちら ■NICCAの技術の強み 疎水性のものを水系で安定に使う。 創業81年の中で培ってきた界面科学の技術を駆使し、水系化が困難な疎水性の物質を使いながら剤化することで、様々な機能を実現することができました。 今回ご紹介した新規撥水剤についても、従来品よりも加工安定性が向上しています。現在、撥水加工の加工安定性で課題を抱えているお客様にも、ぜひご検討いただきたい製品です。
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