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差し迫るbluesign^®のPFAS規制

NICCAグループは、2013年に繊維加工薬剤メーカーとして日本で初めてbluesign^®システムパートナーに認定、製品の認証取得や規制動向に合わせた製品開発に取り組んでおります。
昨年、bluesign^®はPFAS^*1を規制対象物質の1つに挙げ、2022年7月以降、フッ素系撥水撥油剤の新規登録を不可としています。PFASの今後の規制方針に注目が集まる中、先月bluesign^®より、具体的なPFASの段階的廃止プログラムが発表されました。
今回はその内容をできるだけわかりやすくお伝えいたします。

■明確になってきた方針
PFAS含有化学品の規制に合わせて、それらを用いた繊維への加工や加工品の販売に関して、段階的な規制方針が示されました。詳細は下記の通りです。

PFAS段階的廃止プログラム

【化学品】
2022年7月よりPFAS含有化学品のbluesign^®新規登録不可
2023年7月よりPFAS含有化学品をbluesign^®登録製品リストから削除予定
＊bluesign^®APPROVED生地の加工用に2024年末まで生産可能

【繊維加工】
2023年7月よりPFAS含有化学品で処理された生地のbluesign^®新規登録不可
2024年7月よりPFAS含有化学品で処理されたbluesign^®APPROVED生地はbluesign^®登録製品リストから削除予定
＊bluesign^®APPROVED生地の加工には2024年末まで使用可能

【加工品の販売】
2024年7月よりPFAS含有化学品で処理された製品のbluesign^®新規登録不可
2024年末、bluesign^®登録製品リストから削除予定
＊2024年末までbluesign^® APPROVED品として販売可能

なお、代替手段がない医療用防護服などのエッセンシャル用途は例外的にPFASの使用が認められる方針ですが、アパレルは対象外です。

■NICCAのミッション
NIICAグループのフッ素フリー撥水剤は、約20品^*2がbluesign^®認証製品です。PFAS含有撥水撥油剤の規制が目前に迫る中、フッ素フリー撥水剤への切り替えに関するお問い合わせも増えています。

⇒当社フッ素フリー撥水剤「ネオシードシリーズ」の詳細はこちら


撥水剤だけでは性能クリアが難しい場合は、NICCAの強みを生かし、前工程の最適化や併用薬剤のご提案など一連の加工処方を見直しながら、お客様が抱える課題を一緒に解決してまいりますので、お気軽にご相談ください。


※1：Poly and per fluorinated alkyl substances (PFOSやPFOAも含まれる有機フッ素化合物の総称)
※2：2023年3月現在

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